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椎名林檎の「唄ひ手冥利」に収録されている“灰色の瞳”
寂しく 苦しく 悲しく 燃えるよう
椎名林檎の情熱的で狂気を孕んだ歌声と 草野マサムネの静かなエロスが漂う歌声が 凄く対照的で、男と女、陰と陽、でありながら表裏一体、という感じがしませんか?
オリジナルはこちら↓
1974年発表された加藤登紀子・長谷川きよしによるもの。
↓もっと音のよいyoutubeのURL(埋め込み無効だったので・・・) http://www.youtube.com/watch?v=qqrD3-878sY&feature=related
長谷川きよしさんの声が、加藤登紀子さんの声を後ろから抱くよう様で、 でも触れずに視線だけで見守る様な、心だけが漂うような甘さが素敵です。
カバー版もオリジナルも、女性の方が情が強く、男性は漂う様で でも女性が強いという事ではなくて 女性が男性を強く求める、ある意味【弱味】を露呈している感じがします。 女性と男性の愛の質の違いというか。。。
声って凄いなぁ。 言葉が少なくても、気持ちを雄弁に語ることが出来る。
5分にも満たない歌を聴くだけで 1冊詩集を読んだような ショートフィルムを観たような 自分自身が恋愛して失恋したような気持ちになる。
私は歌が好きだけど 歌に限らず、知らなかった物語を感じる音楽に出会うと心に物凄い大波が立って 飲み込まれる感じがします。
この、大波に飲み込まれる、 何か目に見えない「大きなもの」に頭から丸飲みされてグチャグチャにされる この感じが、私にとって【感動】というものなんでしょう。