10代~20代前半に観てたらきゅんきゅんしてたかも知れないけれど、三十路を超えた今となっては
長い時間感傷に浸ってるだけの話に思えた。
かつての少年は、心の弾力を無くし、かつての少女の『影』を目の端に見つめながら
だからと言ってかつての少女を追うでもなく、新たな幸せを勝ち取る為に一歩踏み出す訳でもなく
会社を辞め、3年付き合った女性と別れ、桜吹雪の舞う踏み切りで振り返る。
踏み切りの向こうに、彼女が居るような気がして・・・・・
ばっかじゃないのw
どうしたいのあなた。そうか、そのまま彼女の影を追って彷徨っていたいのか。
んじゃどうゆうつもりで女の人と長く付き合ったりしてんの。気持ちはここに無いくせに。
はた迷惑な奴め。
一方、かつての少女は、
婚約者がいて来月結婚wwwww
女は強し!
彼女はかつての少年を懐かしく思い出したりもするし、おセンチな気持ちになったりもするけど
新たな幸せに向けて踏み出してました。
彼女だけでも前向きに生きててよかったよー
でもあれだな。
山崎まさよしの「One more time, One more chance」はズルいな
いい所で使うんだもん。
♪命が繰り返すならば 何度も君の元へ 欲しいものなど もう何もない 君のほかに 大切なものなど
でもさ、そう思うなら行動して欲しいし
行動する事が選択肢として無いなら、思い続けるのもいいし
思い続けるなら、心ここにあらずのまま、誰かと愛情を交わす約束(付合うという事)を
するなと言いたい。
「思ってくれなくてもいいの。私があなたの分も思うから」みたいな関係もあるだろうが
そもそもそれはイレギュラーであるし、双方の(暗黙の)合意が必要だしな。
どう生きたいか定まらぬまま、ふらふらと彷徨う男性の、格好良く言えば「魂の彷徨」
または「こんな俺w」
そんな映画。
PR